パイプテントの組み立て方【体験談とそもそも失敗しない方法】

こんにちは、How-toテントです。

パイプテントの組み立て方を覚えたい方
大型のパイプテントの組み立て方を知りたい。果たして設営時は人手が何人必要だろうか!?組み立てる時に気を付けるポイントも合わせて教えて。ついでに簡単に組み立てる方法などがあったら嬉しいです。っという方にオススメです。

初めに、実際パイプテントを組み立てた感想をお伝えすると…。
「こんなに苦戦するとは思わなかった。できればもうやりたくない。」っと思いました。このような思いをする方がなるべく少なくなるように、今回の記事では、パイプテントの組み立て方法と合わせて、そもそも失敗しない為の手段も含め、下記の内容を説明します。

パイプテントの組み立て方

今回、数年ぶりにパイプテントの組み立てを体験してきました。実際に立ててみると苦労がわかりますね。失敗もたくさんしたので改善点も見つけることができました。

経験談を踏まえて、組み立ての方法の説明をいたします。初めてや久しぶりに組み立てる方の参考になれたらと思います。

組み立て時に必要な人数と設置時間

初めに、この記事では学校用テントでよく使用される2間×3間(3.6m×5.4m)サイズで説明します。組み立てに必要な人数は最低3人必要です。そして設置時間は約30~60分ほどかかるでしょう。

まず、2間×3間(3.6m×5.4m)のテントの場合、テントの足となる柱が手前に左右中央3本、後ろも同様に3本づつ、計6本あります。テントを立ち上げる時は柱を片側づつおこします。その作業で左右中央の3本に一人づつ配置して、息を合わせて立ち上げます。その立ち上げるテントの柱の数が3本なのでそれに合わせて人の数も3人っというわけです。

もちろん、テントを組み立てる時は、その他の工程で大変なところが沢山あるので、あくまで、最低必要人数が3人です。人手が多いに越したことはありません。

次に設置時間ですが、3人全員が組み立てに慣れているのであれば、30分で設置が可能です。ですが、設置業者でない限り、そのような環境はなかなか整いません。学校でテントを使用する場合は、経験者が1人居たらよい方です。

実際に、体験した時は、経験者が1人、後2人はほぼ未経験でした。その時の設置時間が約45分程かかったので、組み立て説明を確認しながら行えば、60分はかかると思われます。その為、設置時間は約30~60分ほどかかると想定しておきましょう。

パイプテントの組み立て手順と注意点

①まず、組み立てに必要なフレームがすべて揃っているか確認をします。
・柱(はしら):角柱が4本(頭部に3つ穴があるフレーム)、
中柱が2本(頭部に4つ穴があるフレーム)
・梁(はり):長い梁が3本・短い梁が4本
・合掌(がっしょう):6本
・棟(むね):1本
・天幕(てんまく):1枚
②組む前に各フレームを平置きで配置します。

まず、テントの屋根になる外枠の部分を配置していきます。長い梁3本をテントの横幅の大きさ(5.4m)になるよう等間隔で配置します。イメージとしては「漢字の三」の形になるように置いてください。

次に、短い梁4本をテントの奥行きの大きさ(3.6m)になるよう配置します。この時点のイメージとして「漢字の日」の形になるります。

「漢字の日」ができたら、日の形の内側にテントの足になる、角柱(頭部に3つ穴があるフレーム)4本を四つ角に配置、中柱(4つ穴)を中央に配置します。この時、頭部を角の差し込み口に向けておくと次の工程がスムーズになります。

この工程で使用しなかったフレーム(合掌6本・棟1本)は、外に置いたままで良いです。

②の工程での感想と注意点。

久々に組み立てる僕は、組み立て経験がある方の指示に従って、似たようなパイプが何本もある中、選別しながら指定の場所に配置しました。

慣れてないと「あれ!?このパイプこの場所であってる?」って必ずなります。もちろん運ぶだけで重たかったです。ここはしっかり確認して設置するしかないですね。

③屋根の外枠を組んでいきます。

まず、テントの足となる柱の頭部に付いている差込口にすべての梁を差し込み、テントの屋根となる外枠の土台を作ります。

しっかり置くまで差し込んで、横幅、奥行きの梁が垂直になるように設置します。この時点ではまだ、足を立てないようにしてください。

④屋根を組んでいきます。

柱の頭部分にまだ空いている差込口があるので、そこに今まで使用していなかった合掌6本と棟1本を差し込みます。手順としては、まず屋根の片側3本をまず差し込み、次に屋根の天辺となる棟と合わせます。

そのあと反対側に残りの合掌3本と棟と合わせ、柱の頭部分に差し込みます。これでフレーム部分は完成です。

ちなみに、この手順が一番スムーズに組み立てが行えますよ。違うやり方で屋根を組むと「なかなか差込口と棟が組み合わせれない。」なんて事がよく起きるからです。その為、この工程での手順は厳守していただけると簡単に組めます

なお、組み終わったフレームがゆがみが無く、きれいな正方形を保っているか確認してください。ゆがみがあるが場合は、正方形になるような調整しておいてください。次の工程の天幕をかぶせる所できれいに天幕がはれなくなります。フレーム完成後に一度、ゆがんでいないか確かめると良いですね。

③④の工程での感想と注意点

屋根の外枠のフレームと柱となるパイプを組んで、骨組みを完成させました。フレームを組む時や運ぶ時は方杖部分や屋根のパーツすべてがグラグラ動くのでは危ないです。自分はもちろん周りにも気を付けてください。

また僕は、この時点で梁がゆがんでいたので天幕をかぶせる時のズレました。
しっかり正方形を保っているか設置しておくとのちのち手間がなくなりますよ。

⑤屋根に天幕をかぶせていきます。

棟の中央部分に、畳んだままの天幕を置き、2人で左右にゆっくり広げます。その為、次回使う時を想定して、天幕の畳み方も使用時の外面を内側に畳み、中央から広げるように計算した畳んでおくとよりスムーズにかぶせてます。

次に、左右に広げたらフレームの外側に2人で向かいあうように立ち、天幕の左右のバランスが偏らないように微調整します。

その後、天幕を棟の天辺からフレームにかぶせます。きれいな三角形になるよう天幕の三角部分をぴったり合うようにしてください。

下ろし終わったら、角部分に天幕を四方両手で引っ張って、四つ角にしっかり天幕をかぶせます。この時、天幕の内側にあるヒモを四つ角にしっかり結んで固定し、天幕がはずれないようにてください。

もし、角にヒモが結べない場合は、天幕がズレています。今一度、「フレームがゆがみが無く、きれいな正方形を保っているか。」、「天幕の三角部分が棟の天辺からぴったり合うようにおりているか。」を確認してズレているようであれば、調整してください。天幕が正しい位置に戻れば必ず結べるようになります。

⑤の工程での感想と注意点
意外と天幕は重たいので、2人で棟の中央部分に持ち上げると良いですよ。そもそも力に自信がないと棟の位置が高いので持ち上げられません。

また、この時、僕のような経験が少ない人が設営すると天幕がズレていて「こっち側の紐が結べない。」っとなります。この工程でフレームがズレていると後悔します。

⑥テントを立てます。

まず、3人で片側の柱を起こします。この時に左右中央の3本の各柱に1人づつ配置して、テントを立ち上げます。

テントの足となる柱をおこす時は、片手で折れ曲がっている下を支え、もう一つの手で、その頭の部分をしっかり持ち、立ち上げます。この時に梁を持っておこすと、組んだフレームが抜けてしまうので持つ場所を間違えないでください。

しっかり両手でフレームを持ったら、3人で息を合わせて「せーの。」で立ち上げましょう。片面の柱が伸びたら、柱に付いている方杖でロックします。

片面が立ち上がったら、反対側もの同じ流れで柱を立ち上げます。

⑥の工程での感想と注意点

組み立て工程でここが一番注意が必要です。「不安定で持ちにくい、危ない、ここがとても重たい。」が感想ですね。持ち上げるときは軍手などを付けて手を滑らさないようにしっかり持ちましょう。

また、あまり力に自信がないのであれば、無理をせず変わってもらいましょう。ケガをしてからでは遅いです。本当に重たいです。僕もはケガをしないように気をつけました。「下敷きになれば大ケガだな。」って思っていたのを覚えています。

⑦天幕を固定します。

最後に、天幕の内側にはヒモが沢山付いているので、梁にしっかり結びましょう。これで急な雨や風で天幕が剥がれることがなくなります。以上で組み立ては完成です。

すべて立て終えた感想。

組み立てを体験してみた結果「男性の僕がこんなに苦戦したのだから女性なら尚更難しいだろうな!」っと言うのが感想です。ある程度の力も必要になるし、組み立て方を知っていないとできないでしょう。このように組み立て式パイプテントテントは時間だけでなく労力もかかりと思いました。

必見!そもそもテントの組み立てを簡単にするには

パイプテントを組み立てた結果…。
パイプテントを簡単に組み立てること自体が不可能と思いました。ですが、組み立てを簡単にする方法ならあります。

それは、大型のワンタッチタープテントを使用する事か、今あるパイプテントを設置業者に依頼をするです。

もちろんどちらもお金がかかってしまします。特に、設置業者に依頼するのであれば、2.3回で大型テントが購入できてしまいます。その為、ここでは、近年人気のワンタッチタープテントをオススメします。

理由としては、組み立てが簡単になっただけではなく、テントの準備(運送、組み立て)から片付け(テントの解体、運送、収納)までのすべての工程で時間と労力を大幅に抑えることができたからです。

今までテントを使用したくても諦めていた行事でも気軽に使用できるようになったので、特に学校関係から人気が出てきています。

詳しくは、パイプテントは古い!?学校用テントの最新事情【簡単がトレンド】で説明していますので、興味がある方は、ご確認ください。もちろん、イベント関係での使用実績もありますので、パイプテントの組み立てを簡単にしたいのであれば、見る価値はあります。

パイプテントは古い!?学校用テントの最新事情【簡単がトレンド】

また、学校で使う大型テントの買い替えを検討されている方は、こちらの記事もオススメです。大型テントを探している学校の担当者おすすめ【検討ポイントを紹介】を確認すると、学校で使う大型テントに必要な条件が詳しくわかります。

大型テントを探している学校の担当者おすすめ【検討ポイントを紹介】

まとめ

実際にパイプテントを組み立ててみると、苦労がわかりますね。パイプテントを使用する時は、きれいに組み立てるのはもちろん、特にケガをしないように設置しましょう。

今回では、組み立てのみ説明していますが、実際にパイプテントを使うときは、運送や片付けもあります。効率を考えるのであれば、簡単にテントを使用する事も検討しても良いのかもしれませんね。

以上が、パイプテントの組み立て方と組み立てを簡単にする方法です。上記を参考に検討してもらえると幸いです。

記事を書いているHowtoTENTは、学校・イベント・レジャーで使う、簡易テント専門の情報サイトです。タープテント・簡易テントの紹介以外にも、テント使用者・検討者の疑問質問の回答、簡易テントに関連する、学校・イベント・レジャーのニュースなど様々な視点から情報を発信しています。

タープテント・簡易テントの導入を検討されている方や、その他ご不明点などがある方はぜひテント専門業者であるHowtoTENTまでお気軽にご相談ください。

今後とHowtoTENTをよろしくお願いいたします。

今回の記事以外にも、役立つ情報を発信していますので、是非ご覧ください。

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