テントを使用できる風速と目安を大公開【失敗しない為の判断方法】

  • 2020年4月4日
  • 2024年10月31日
  • 風対策

こんにちは、How-toテントです。

近々簡易テントの使用を考えている人
運動会やレジャーで簡易テントの使用を考えているが風でテントが壊れたり、飛ばされたりしないだろうか。安全にイベントを楽しみたいので心配。果たしてどれくらいの風ならテントを使用できるのだろう?あとついでに風対策の方法もあったら教えて。っという方の疑問に答えます。

まず、はじめに結論からお話しすると、風速10mの風が吹いている場合はどんな種類のテントも使用ができません。テントを使用できる風速の目安と判断方法を含め、今回の記事では、下記の内容を説明します。

安全にテントを使用できる状況判断方法

はじめに、風ある時はどれくらいの強さならテントを使用できるか判断に悩みますよね。ズバリ、安全に簡易テントの使用するには風速がわかっていると簡単に判断ができます。そこで、この問題に対しては下記のポイント3つを確認するだけで、簡単にテントの使用判断ができるよう説明します。

・自然の状況を確認する(誰でもできる判断方法)
・風速を理解する(詳しく判断する為の知識を増やす)
・使用日時の風速を調べる(失敗しない判断をする為の方法)
の3点です。それでは詳しく掘り下げていきましょう。

自然の状況を見て使用判断する方法

この判断方法はとても誰でも簡単に判断できます。では、実際にテントを安全に使用できる判断ポイントはと言うと…。陸上での目安は「砂ホコリがたつ、紙切れが舞う、小枝が動く、葉っぱが落ちる」海上での目安は「小波がたつ、白波が多くなる、小型ヨットが帆走できる」これらであれば使用可能です。

これらの目安は風速5.5~7.9mです。この環境の簡易テントは、風の影響を受けて左右に揺れ始めているので、安全を考慮した上で、テントを使用できる範囲はここまでです。風対策もしっかり行っておけば大丈夫でしょう。

実際、簡易テントは8.0~10.7mまでギリギリ使用可能ですが、風速がいつ上がるか予測が付きにくいので5.5m~7.9m以上はオススメできません。危険が伴うのでテントを使用するのはやめましょう。

この判断方法は当日かつ今いる場所の状況しか分からないので、より詳しい判断方法は下記のポイントもしっかり理解しておくとテントを使用する前日にも判断できるようになりますよ。

風速がわかると適確な判断できる

テントを使用する時は、急な気象の変化でテントが使えなくなる心配があるので、一日を通して使えるかが重要になりますね。その予測をするには、前もってテント使用する当日の風速をわかっていると簡単に判断ができるようなります。

なぜなら、風速がわかると自然状況の目安も同時に理解できるようになるので、使用日時の気象予報さえ調べておけば、余計な不安や心配が無く決断できるからです。

それでは、テントが使用できる風速と自然状況の目安を見ていきましょう具体的な目安はこちらです。

風速(m/s) 陸上での目安 海上での目安 使用判断
0.0~0.2m 煙がまっすぐにあがる 鏡のように滑らかな海 安全に使用可能、風対策をすると更に良い
0.3~1.5m 煙がなびく程度、風向計での計測はできない うろこ程度のさざ波が立つ 安全に使用可能、風対策をすると更に良い
1.6~3.3m 顔に風を感じはじめ、木の葉が動き出す 波頭が白く立つ、一面さざ波 安全に使用可能だが少し注意が必要、風対策が必要
3.4~5.4m 葉っぱや小枝が絶えず動いている さざ波の波頭が砕け始める、白波が現れ泡が硝子のようにみえる 使用可能だが注意が必要、風対策無しでは難しい
5.5~7.9m 砂ホコリがたつ、紙切れが舞う、小枝が揺れ葉っぱが落ちる 小波がたつ、白波がかなり多くなる、小型ヨットが帆走できる 使用可能だがとても注意が必要になる、風対策無しでは難しい
8.0~10.7m 小さな木がゆれ動く、傘がひっくり返る 全体に白波がたくさん現れしぶきが立ち始める ギリギリ使用可能だが常に危険が伴う、実質使用不可
10.8~13.8m 大きな枝ゆれ動く、傘がさせなくなる 波の大きいものが出来はじめ、泡が飛び、白波が飛ぶ 使用不可

上記の表は、1964年に世界気象機関(WMO)が採択した目安を元に日本の気象庁が取り入れたビューフォート風力階級とテントの使用目安を付け加えたものです。

この表を確認して風速と目安がわかれば、テント使用日時の気象予報を調べるだけなのでぜひ参考ください。簡単に使用判断できるようになりますよ。

事前準備で失敗しない!使用日時の風速の調べ方

上記の表では風速と目安を紹介いました。それとセットで適切に調べる方法もわかれば、判断方法は完璧です。

それでは早速、調べる方法をお伝えすると、いつでも風速を確認できる「携帯・スマホアプリ」がオススメです。失敗しない為には、ここが特に重要なポイントになります。

なぜなら、テントを使用したい場所の風速をピンポイントでわかるからです。では実際に天気と風速を調べる時は、このようなタイミングが必要です。

・予定日の一週間前
・テント使用の前日
・当日の朝
・使用場所に着いてから
・風が強い場合は、数時間後にもう1回
このように、適切な判断をするには家以外でも予報を調べる必要があります。また、「使用場所の天気と風速」をピンポイントでわからなくては安全に使用できるとは言えません。その為、テレビでは詳しく知れない、使用場所の詳しい情報の教えてくれる、「携帯・スマホアプリ」が良いのです。
ちなみに僕は、ウェザーニュースのアプリを使っています。調べたい場所の予報をリアルタイムで教えてくれますし、風速も含めて1時間ごと、3時間ごとで予報がわかるので、テントの使用判断にはとても向いてると思いますよ。知名度があり情報量が多いのも良い所ですね。
このように、適切な調べ方がわかれば、安全にレジャー・イベントを楽しめるので、詳しい情報が確認できる「携帯・スマホアプリ」を活用すると良いのでしょう。

安全にイベントを楽しむなら風対策を忘れずに

上記ではテントの使用判断の為の風速や目安、調べ方を説明しましたが、テントを使用すると判断をした場合は、風対策も忘れずに行ってください。

風対策を行う事で、安全に使用できる範囲が広がり、イベントやレジャーを安心して楽しめるからです。テントが飛ばされ、建物を破損させたり、人にケガを負わせてしまえば、楽しいイベントが台無しなりかねないですからね。

下記の記事では風対策についてより詳しく説明しています。この記事とセットで確認しておくと、風対策はもうバッチリです。あとは、イベント・レジャーを満喫してください。

ワンタッチタープの風対策方法【失敗してからでは手遅れ】

まとめ

それでは、記事のポイントをまとめます。

・簡単な判断は「小枝が動き葉っぱが落ちる」位なら風対策有で使用可能
・風速がわかると目安もわかり、適切な使用判断ができるようになる
・風速や天気はいつでもスマホアプリが細かく教えてくれるので便利
・ついでに風対策も忘れずに行いましょう

が今回伝えたい項目です。

以上が、テントを使用する為の判断と対策です。風速10mの風が吹いている場合はどんな種類のテントも使用ができないので注意してくださいね。

記事を書いているHowtoTENTは、学校・イベント・レジャーで使う、簡易テント専門の情報サイトです。タープテント・簡易テントの紹介以外にも、テント使用者・検討者の疑問質問の回答、簡易テントに関連する、学校・イベント・レジャーのニュースなど様々な視点から情報を発信しています。

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今後とHowtoTENTをよろしくお願いいたします。

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